華人文化による世界平和への貢献を目指し、5月22日、家庭の重要性を訴える「孝道文化による世界新文明の創造2021孝道国際大会 in 横浜」を横浜人形の家・あかいくつ劇場(神奈川県横浜市)で開催しました。

同大会はオンラインで海外にも配信され、「親孝行」をテーマに講演やシンポジウムなどが行われました。

基調講演をした前台湾監察院院長の張博雅氏は、孝の精神について「中国の伝統文化の核心であり、社会の秩序を構成する最も基本の要素」と指摘しました。

さらに「社会の中で仁義道徳に従って功績を立て、父母から誇りに思ってもらうことが孝の最終目的」とした上で、父母への孝行は物質的な援助だけでなく、「心の中から起こる真摯な愛で父母に侍ること」と強調されました。

教育専門家によるシンポジウム

植草学園大学名誉教授の野口芳宏氏が「明治開国時には世界の名士が褒め称えた日本の孝の美徳は、今や地に落ちてしまった。草の根運動を通じ、かつての美徳を取り戻していかなければならない」と呼び掛けました。

台湾の陳佳銘・中正大学副教授は「理想家庭とは親子3代で一緒に暮らすこと。それが難しくても、子供を連れて親の様子を見に行くなど模範を見せることが大切だ」と語られました。

小中高生による作文コンクール

このほか、親への感謝をつづった小中高生による作文コンクールの発表会、入賞者の表彰も行われました。

最後に、代表理事が、「現在、多くの先進国で離婚率が50%を超え、日本の人口もマイナス成長です。家庭再建が世界の再建という平和につながる」と挨拶しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です